■ とかわ犬猫病院 工事記録
080411 関係者だけの地鎮祭を行う。土地の神様に、工事の無事・成功を祈る。
敷地の4隅と中央に、お米とお酒をまきお清めをする。
さぁようやく工事のスタートです。
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080416 地盤改良(柱状改良)が始まる。先端がスクリューのような攪拌翼で
所定の深さまで堀進み、土壌固化材(セメントミルク)を注入し土と攪拌する。
長さ2〜4.5mの600φの柱状コラムを58本、2日間で施工します。
建築物はやはり地盤・基礎が重要です。ここまでやれば安心は絶大ですね。
080425 柱状改良が完了、地業→そして基礎の配筋工事へ進む
600φの柱状コラムが1間のピッチできれいに施工されている
080501 基礎および1階スラブの配筋が、あと少しで完了するところ。
断熱材のスタイロフォームも敷かれ、配筋もきちんと組まれている。
080515 基礎・1Fスラブにコンクリート打施完了。
基礎から鋼製型枠をはずしたところ
080530 大安吉日。無事上棟しました。何度聞いても、大工さんや鳶さんたちが
構造体を 組み上げていくの時の木槌の音は良いものです。模型などで形態
は理解しているつもりですが、実寸で組みあがると実に威風堂々としている。
その建築の姿に設計者としては、思わずニンマリしてしまう
幸せな瞬間であります。
2階部分にあがるとバルコニー側からの景色が、予想以上に広がりがあり
今度は先生(建主さん)とニンマリ。
080606 屋根の垂木が設置される。頑丈な45×90の材料です。
6寸・8寸の少し急勾配の屋根も、なかなか美しい。
080614 手術室の無影灯を吊るす補強材120×120が2本。
これにアンカーボルト4本で固定される。かなり頑丈です。
080628 サッシが入り、外壁の防水紙が貼られる。屋根のアスファルトルーフィング
(防水層)も完了した。梅雨時は、ここまで来るまではなかなか安心
できませんが外回りを囲ってしまえば一段落と言うところ。屋根の
ガルバリウム 鋼鈑を貼るまでは念のため、養生シートが貼ってあるのが
見えます。
080712 洋室1・2にパイン無垢の床材が貼られた。汚れやキズが付かぬように
きちんと養生で保護されている。最終的にはワックスが塗られ木目が
引き立つ 色合いになるでしょう。
080718 外壁サイディング貼が始まる。金物留めで通気層を確保。
水切り部分(黄緑のところ)にも通気用の丸い穴が設けられて
いるのがわかる。白い鎧木目の外壁が完了して足場が
はずれるのが待ち遠しくなります。
080801 キッチン部分床ノタイル。300×300が上手く割り付けられている。
目地を仕上げれば完成。フローリングとキッチンの色にも合う温かな
色合いで綺麗に仕上がるでしょう。
080812 外部の足場がはずれる。建物全体がみえる。屋根と外壁のシンプルな
色調の構成で、病院と住宅という2種類の用途に合う清潔感を現す。
花台に飾る花だけは、アクセントに色をつけると映えそうです。
080830 バルコニーのアルミ格子も設置され外観がほぼ完成。格子の隙間から
こぼれる照明のあかりがきれいだと予想される。
夕方に建物全体を見る楽しみができました。
080905 階段の手摺を兼ねた文庫本棚。既製品では決して味わえない温かさが
感じられる。職人さんが丁寧に造ってくれた逸品。
080927 住宅部分階段。壁・天井の仕上げも完了。光の入り方が非常に良い感じ。
これから手摺が着くが、今のままでもすっきりしていて写真のアングルとして
は良いのだけれど・・・・・・機能と建築基準法の遵守ですね。
081003 病院部分待合の壁に、レンガタイルが貼られた。やっぱり本物の素材感
は見事だ。空間に高級感が漂う。イメージどおりでよかったです。
081017 内部はほぼ完成し、役所の完了検査も無事終了。
外構もコンクリート打放シの塀が出来上がる。
植栽を入れて、ドックラン部分のネットフェンスができれば
引渡しです。
081031 先生が早々に椅子等を購入してくれました。きちんとした家具や植物が入ると
空間がぐっと引き立ちます!